大きいor小さいサイズのロードバイクを選ぶとどうなるか~その②~
前回、大きいサイズを選べばハンドル位置は高く、遠くになり、小さいサイズを選べば、ハンドル位置は低く、近くなると書きましたが、これはステムやコラムスペーサーで調整することができます。
ステムを長くすればハンドルは遠くに、逆に短くすれば近くにすることができ、コラムスペーサーを抜けばハンドル位置は低く、逆に積めば高くすることができます。また、ステムには角度があるので、ステムによりハンドルの高さの調整をすることができます。
ですから、大きめのフレームに乗っているからと言って、低い前傾姿勢で走れないわけではなく、小さめのフレームに乗っているからと言って、前傾姿勢を抑えた楽な姿勢で走れないわけではありません。
この調整をフィッティングといいます。フィッティングによって、バイクを自身にぴったりにすることができるのです。
とはいえ、調整には限界があります。
例えば、極端に短いステムにした場合、ハンドルの挙動がクイックになりすぎたり、極端に長いステムにすることによって、狙った通りのラインでコーナーリングできないといった可能性があります。このような場合は、サイズの見直しが必要です。
また、シートチューブの角度(シート角)も見逃せません。
シート角が大きくなると、サドル位置は前方へ、シート角が小さくなると、サドル位置は後方へ移動することになります。これはハンドルまでの距離はもちろん、エンジンである脚にも影響を与えます。
よくあるパターンですが、ハンドルまでの距離調整のためにサドルを動かすということはオススメしません。
サドルにも適正位置があり、ハンドルまでの距離はステムなどで調整するのがベターです。
一般的に、サイズが大きくなるとシート角は小さくなり、サイズが小さくなると、シート角は大きくなります。1サイズ変わればシート角が変わるモデルもあれば、全サイズ共通のシート角である場合もあります。
サドルの位置は前後に調整できるのですが、場合によっては調整しきれない場合がありますので、リーチ、スタックとともにシート角もチェックする必要があります。
また、シートポストのオフセット量を変えることによって、サドル位置の調整をすることができます。しかし、最近は専用のシートポストであることが多いので、注意が必要です。
今回はこれからロードバイク、スポーツバイクに乗り始めようかなという方のサイズ選びにに役立てるよう、スタック、リーチ、シート角について簡単に書きました。
とにかくスポーツバイクはサイズ選びが肝心です!サイズ選びに迷ったらぜひご相談ください。
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例えレースに出たり、速く走るという目的がなくとも、快適に走れるようになるという点ではフィッティングは有意義だと思います。
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